ロンドン2日目(最終日)
2010.08.26 Thursday
ロンドン2日目にして最終日。エディンバラからロンドンに着いた日は夜も遅くホテルにチェックインして寝るだけだったし、翌日はバーミンガムへ移動したので正式には昨日と今日がロンドン滞在期間となるのだと思う。
昨日、雨のロンドンも良いができれば晴れてほしいと願って一夜明けた今日。天気は晴れ。常に曇ってるロンドンと聞くが奇跡的に晴れる。気分よく昨夜のうちに買っておいたドーナツ2つとミネラルウォーター、シーザーサラダの葉だけを部屋で食べて、外へ繰り出す。まずはグローブ座に行こうと決めて。
しかし、やはり天気が曇ってきて、パラパラと雨が降り始める。きっとロンドンは本当にいつもこんな感じの気候なんだろう。だから街の建物は石などで造られた尖塔が多く、雨ばかりの気候にも耐えられる造りなのかもしれないと思った。

グローブ座は意外にも木造建築物だった。このロンドンの気候で木造建築なのはここくらいではないのだろうか。昔の姿をそのままという事なのだと思うが、その風体がなんとも言い難い。グローブ座を後にし歩いているとセント・ポール大聖堂に出くわす。
1666年、ロンドンを呑み込んだ大火災はこの旧セント・ポール大聖堂をすっかり灰にしてしまった。かねてより国王に依頼を受けていたクリストファー・レンはこの復元プランをまとめて1675年から35年の歳月をかけて、この大聖堂を建設したとの事。ひとつの建造物に35年の時間をかけられるクリエイターのそれは計り知れない想いとは一体どんなものなのだろうか。私たちは自分の人生のうちの35年を費やしてひとつのものを作り上げられる機会なんておそらくほぼすべての人が出会えない事だろう。
次にバービカンセンターに辿り着く。『身毒丸』のロンドン公演が行われた劇場。また、水天宮ピットの名称の由来にもなったピットシアターがある劇場でもある。今日は本当にOFFなのだと心から感じる。すべての時間がゆっくりと流れていて、何にも背中を押される事なく、ただ自由に行きたいところにふらりと行くだけの時間。こんな時間は本当に久しぶりで人間としてなんて豊かな時間なんだと思う。いつもこうした時間では困ってしまうが、良いタイミングだったと思う。
その後も色々と外観ツアーを慣行したが、夜は再度グローブ座へ。
恥ずかしながらロンドンのグローブ座が野外仕様だという事を知らなかったので驚きを隠せない。『THE MERRY WIVES OF WINDSOR(ウィンザーの陽気な妻たち)』という芝居。ウィンザーとはカナダの方の地名だ。グローブ座の、劇場としての既存の姿と相まって田舎街のゆるやかな時間がにじみ出ている。昨日に引き続き言葉の壁はあれども、劇場がこの街に受け入れられている姿が見て取れた。

ロビーでは貸し座布団を1枚1ポンドで用意してある。このシステムの意味が分からなかったのでこれは何?と訪ねるとここの劇場は席が木製ベンチだからおしりが痛くならないように座布団を貸してるんだとの事。東京だったら絶対にそういう造りならば座布団の設置は常設で無料だろうにたくましい事この上ないし、チケット代が安いシステムになっているイギリスで「そこでお金を取る?」とも思った。しかも野外仕様なもんだから舞台にほどなく近いスタンディングの席は雨ざらし状態。合羽も販売していて今日みたいな霧雨状態の時には客は文句言わずに合羽を購入して平然と芝居を観ている。しかもスタンディング。これが日本だったらどうなんだろう。維新派とかだったら問題ないけれどもそれは少し特例で、常設劇場の在り方でこういう形というのは実に不思議。雨ざらし部分にはもちろん俳優も含まれていて、なんてアートに寛容なんだと思わざるをえないがシェイクスピアが生きていた時代に、芝居を観るための環境にとやかく言わないという意思の継承なのかと思った。尖塔ばかりのロンドンの街にポツンと小さく存在し続けている木製の劇場。そして休憩中に見つけた像。ボタンを押すと水が出てくるという遊び心にまみれたロンドン。明日、オランダへ旅立つ前にこの劇場の中に入らなかったら絶対に後悔していた。
昨日、雨のロンドンも良いができれば晴れてほしいと願って一夜明けた今日。天気は晴れ。常に曇ってるロンドンと聞くが奇跡的に晴れる。気分よく昨夜のうちに買っておいたドーナツ2つとミネラルウォーター、シーザーサラダの葉だけを部屋で食べて、外へ繰り出す。まずはグローブ座に行こうと決めて。
しかし、やはり天気が曇ってきて、パラパラと雨が降り始める。きっとロンドンは本当にいつもこんな感じの気候なんだろう。だから街の建物は石などで造られた尖塔が多く、雨ばかりの気候にも耐えられる造りなのかもしれないと思った。

グローブ座は意外にも木造建築物だった。このロンドンの気候で木造建築なのはここくらいではないのだろうか。昔の姿をそのままという事なのだと思うが、その風体がなんとも言い難い。グローブ座を後にし歩いているとセント・ポール大聖堂に出くわす。
1666年、ロンドンを呑み込んだ大火災はこの旧セント・ポール大聖堂をすっかり灰にしてしまった。かねてより国王に依頼を受けていたクリストファー・レンはこの復元プランをまとめて1675年から35年の歳月をかけて、この大聖堂を建設したとの事。ひとつの建造物に35年の時間をかけられるクリエイターのそれは計り知れない想いとは一体どんなものなのだろうか。私たちは自分の人生のうちの35年を費やしてひとつのものを作り上げられる機会なんておそらくほぼすべての人が出会えない事だろう。
次にバービカンセンターに辿り着く。『身毒丸』のロンドン公演が行われた劇場。また、水天宮ピットの名称の由来にもなったピットシアターがある劇場でもある。今日は本当にOFFなのだと心から感じる。すべての時間がゆっくりと流れていて、何にも背中を押される事なく、ただ自由に行きたいところにふらりと行くだけの時間。こんな時間は本当に久しぶりで人間としてなんて豊かな時間なんだと思う。いつもこうした時間では困ってしまうが、良いタイミングだったと思う。
その後も色々と外観ツアーを慣行したが、夜は再度グローブ座へ。
恥ずかしながらロンドンのグローブ座が野外仕様だという事を知らなかったので驚きを隠せない。『THE MERRY WIVES OF WINDSOR(ウィンザーの陽気な妻たち)』という芝居。ウィンザーとはカナダの方の地名だ。グローブ座の、劇場としての既存の姿と相まって田舎街のゆるやかな時間がにじみ出ている。昨日に引き続き言葉の壁はあれども、劇場がこの街に受け入れられている姿が見て取れた。

ロビーでは貸し座布団を1枚1ポンドで用意してある。このシステムの意味が分からなかったのでこれは何?と訪ねるとここの劇場は席が木製ベンチだからおしりが痛くならないように座布団を貸してるんだとの事。東京だったら絶対にそういう造りならば座布団の設置は常設で無料だろうにたくましい事この上ないし、チケット代が安いシステムになっているイギリスで「そこでお金を取る?」とも思った。しかも野外仕様なもんだから舞台にほどなく近いスタンディングの席は雨ざらし状態。合羽も販売していて今日みたいな霧雨状態の時には客は文句言わずに合羽を購入して平然と芝居を観ている。しかもスタンディング。これが日本だったらどうなんだろう。維新派とかだったら問題ないけれどもそれは少し特例で、常設劇場の在り方でこういう形というのは実に不思議。雨ざらし部分にはもちろん俳優も含まれていて、なんてアートに寛容なんだと思わざるをえないがシェイクスピアが生きていた時代に、芝居を観るための環境にとやかく言わないという意思の継承なのかと思った。尖塔ばかりのロンドンの街にポツンと小さく存在し続けている木製の劇場。そして休憩中に見つけた像。ボタンを押すと水が出てくるという遊び心にまみれたロンドン。明日、オランダへ旅立つ前にこの劇場の中に入らなかったら絶対に後悔していた。













